東地区1位の千葉と同2位の越谷が、千葉ポートアリーナで再び向かい合った。前日のGAME1は延長にもつれ込み、越谷が97-93で制している。GAME1を落とした千葉にとっては、もう負けられない一戦。会場にはクラブ歴代最多となる6,031人が詰めかけた。
試合の流れ
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| A千葉 | 19 | 14 | 16 | 23 | 72 |
| 越谷 | 17 | 22 | 16 | 20 | 75 |
先に主導権を握ったのは千葉だった。立ち上がりに12-3と走り、第1クォーターは19-17で終える。ところが第2クォーターに越谷が22点を重ねて逆転し、39-33とリードして折り返した。
後半に入っても点差は動かない。第3クォーターは互いに16点で、第4クォーターを迎えた時点では越谷が6点リードしていた。
千葉は最終盤に入って追い上げを見せる。残り1分38秒、前田怜緒のリバースレイアップで70-69と再びリードを奪った。しかし、ここから約1分間、両チームともスコアが止まった。
最終盤の経過
- 残り16.8秒:LJ・ピークがドライブからレイアップを沈め、越谷が71-70と再逆転。千葉はタイムアウトを取る。
- 残り4.6秒:デレク・パードンがボールを奪ってレイアップに向かい、ピークのファウルでフリースローを2本得るが、2本とも決まらなかった。
- ファウルゲーム:ピークは1本を成功させて72-70。続いてパードンがファウルアウトとなり、小寺ハミルトンゲイリーが2本とも沈めて残り3.1秒、74-70。
- 終盤:千葉はブランドン・アシュリーのレイアップで74-72まで迫る。越谷は松山駿がフリースロー1本を決めて75-72とし、アシュリーのフルコートを使うようなスーパーロングシュートは外れて終了。
数字で振り返る
越谷はピークが24得点7リバウンド5アシストで、フィールドゴールは9本中8本成功。ジャスティン・ハーパーが14得点、松山が9得点4アシスト、アイザック・バッツが12リバウンド、小寺が10リバウンドと、それぞれ持ち場で役割を果たした。
千葉はアシュリーが18得点9リバウンド3スティール、前田が13得点、パードンが10得点12リバウンド。杉本慶は得点こそ5点だったが、9アシスト4スティールでゲームをつないだ。
安齋竜三HCが語った勝因
敵地での2連勝についてHCは、千葉という壁は高かったが、選手たちの奮闘とアルファメイト(ファン)の後押しで乗り越えられたと語り、試合中も試合後も心を動かされたと振り返った。そのうえで、今のチームを「いいチームになった」と評している。
- 文化の積み上げ:就任当初は、勝つための文化が根づいていなかった。試行錯誤を重ねるなかで、プレーオフ前の千葉や滋賀との対戦あたりからチームがまとまり、良い文化が少しずつ育っていったという。
- 基準を下げない:シーズン序盤には自らの要求が厳しすぎないかと悩んだ。それでも水準を落とせばそれなりのチームにしかならないと考え、ベースを保ったまま選手を引き上げる方針を貫いた。
- 個ではなくチーム:選手が自分のためではなく、チームがどうなりたいかを基準に動くようになった。自己犠牲を払う選手を、周囲が評価し合える関係ができたことが大きかったと分析している。
勝利を喜びながらも、B1の水準にはまだ届いていない部分が多いと厳しい見方も示し、昇格後の成長に目を向けた。
このシリーズが残したもの
越谷を率いたのは安齋竜三HC、千葉はアンドレ・レマニスHC。延長の末のGAME1、3点差のGAME2と、2試合とも最後までどちらに転ぶか分からないシリーズだった。越谷はその後のファイナルで滋賀と対戦し、B2準優勝でシーズンを終えている。









