アスレティックトレーナー

アスレティック
トレーナー

ATC
every single day

 

2021年5月

 

皆さん, こんにちは


アメリカのFort Hays State Universityの大学院生でNATA公認アスレチックトレーナーの若狭光汰です。

大学院では人のパフォーマンス動作を人体解剖学、スポーツ生理学、生化学など科学的に用いて、運動や治療的リハビリに応用するなどの研究をする修士課程を専攻しています。

 

この度コラム、
[ATC every single day]を書か
せていただくことになりました。
このコラムを通して、アスレチックトレーナーという仕事に
対しての知識や認識が広まり、日本アスレチックトレーナー業界全体の発展に貢献出来たらなと思います。

 

 今回は自分がアスレチックトレーナーを目指そうと思ったきっかけとアスレチックトレーナーとは何かを話していきたいと思います。

まずは軽く自分の自己紹介から。


自分は
千葉県印西市で生まれ、小学校1年生の頃から高校卒業までバスケットボールをして育ちました。小学校の時はいい成績を残せませんでしたが、中学・高校はバスケが強い私立の学校に進学し、日々バスケの練習に打ち込んでいました。正直勉強はほとんどせずできる限りの時間をバスケに費やしました。
そのかいあってか中学生の時は千葉県主要3大会で2年連続3冠、同校史上初の6冠を達成することができました。また、高校では千葉県2位で
インターハイに出場することができました。


そんな自分はバスケ人生を通してたくさんの怪我
に悩まされてきました。今考えたらその怪我のほとんどの原因はオーバーワークによるものでした。当時はスポーツ生理学や人体解剖学の知識があるわけもなく練習すればするほど上手くなると信じ込んでいて、身体を休めることもなく毎日身体を酷使していました。


そんな無茶な自分
をコントロールし怪我のケアしてくれていたのが自分の高校バスケ部のトレーナーの方でした。彼は選手たちの怪我のケアだけでなくチーム全体のコンディショニングトレーニングやウェイトトレーニングの指導もしてくれていました。
正直当時の日本高校バスケ界ではトレーナー
がついているチームはほとんどなく、特にスター選手もいない自分たちが全国に通用するチームになれたのは、そのトレーナーの方の存在がすごく大きかったと思います。
この時初めて自分
はアスレチックトレーナーという仕事に興味を持ち、こういうチームへの貢献の仕方もあることを知りました。特に自分はバスケ人生を通して怪我に苦しめられたので、同じように怪我に悩んでる選手たちを助けるこのアスレチックトレーナーという仕事にすごい魅力を感じました

 

これが自分がアスレチックトレーナーになろうと思ったきっかけです。

 

 その後色々調べそのトレーナーの方に相談した結果、NATA公認アスレチックトレーナー資格を取得するためアメリカ留学することを決めました。
アスレチックトレーナーとはそもそも怪我をした選手の怪我
の診断、ケア、治療、リハビリをする職業です。
その中でもNATA (National Athletic Trainers’
Association:全米アスレチックトレーナーズ協会)公認のアスレチックトレーナー資格(ATC:Certified Athletic Trainer) は世界トップレベルのトレーナー資格と言われています。


そして日本の
アスレチックトレーナーの資格との違いは、
ATCはアメリカでは国家資格であり医療資格の部類に属
します。

 

 トレーナーと聞くと「トレーニングをしてパフォーマンスを向上させる人」を思い浮かべる人が多いと思いますが、アスレチックトレーナーとは実は医療の専門家、怪我をケア、治療し選手を元の状態もしくは怪我のしにくい状態に持っていく人のことなのです。

 アメリカではストレングスコーチという職業がありその人たちがいわゆる日本でいうトレーナーのような仕事をしています。
日本ではアスレチックトレーナーとストレングスコーチの職の区別化が
あまりなくアスレチックトレーナーが選手のトレーニングもすることが多いのでこのような認識の違いあるんだと思います。

 

ここまで長々と説明してきましたが、先に書いたように、
自分の怪我で苦しめられトレーナーの方に助けてもらってきた経験からこの仕事に魅力を感じました。
この仕事がもっともっと日本で認知され発展していってほしいと思っています。
そし
てより多くの怪我で苦しんでる選手を救っていけるスポーツ医療体制が日本でも確立していくことが自分の今の願いであり目標でもあります。

 

長々と話してしまいましたが、今回はここらへんで終わりにします。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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