【インカレ2021を終えて】
December 2021
モリズム #5
僕たちのインカレ2021
先日、
全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)が開催されました。
僕たち早稲田大学Big Bearsの成績は
以下の通りです。
12/6 vs東海大九州 ○(117-90)
12/8 vs日本大 ●(67-98)
ベスト16で敗退
応援ありがとうございました。
◆インカレを終えて
僕たちは「日本一」を目指して
今シーズンを戦ってきた。
したがって、
結果が出なかった以上、
今年は「失敗」だった
ということになる。
こういう結果になったのは、
どこかで何かを間違えてしまったり、
軌道修正が出来なかったり、
努力量が不足したりしていたから。
今シーズンを振り返ると、
後悔や自責の念、
不完全燃焼といった感情が
真っ先に出てくる。
昨年のインカレ後、
ある人に「(結果はともかく)やりきるのが大事」と言われたが、
それすらも出来なかったように思う。
「あの時○○していれば」、
「もっと○○出来たんじゃないか」、
そんなことばかり考える。
今シーズンは、
全てのシーンに「学生最後の」という枕詞が付いて回ったが、
それら1つ1つをもっと
大事にすればよかった。
その時その時では頑張っているつもりでも、
いざ振り返ると
「まだまだ出来たのでは?」
と感じる。
◆後悔について
僕は、
敗者の「負けたけど悔いは無いです」というコメントには
「この人は本気でこんなこと言ってるのか?」
と疑問を持たずにはいられない性格。
よほどの内容でない限り、
どんな勝ち試合にも反省点はあるし、
負け試合なら尚更だ。
「後悔してるんですけど悔いは無いです」
というコメントは最早論外。
「悔いも未練も無いなんて言うのは、
勝ったヤツの言う台詞じゃないのか」
「SLAMDUNK」でも翔陽高校の
藤真健司が言っていた。
負けた。
そして、
強烈に後悔している。
やり直せるなら、
勝つまでとことんやり直したい。
これに尽きる。
◆負けた後
ネガティブな文章になってきたし、
「悔」という字にゲシュタルト崩壊を起こしてきたから、
最後に少し明るい話を。
負けた後、
男子の準決勝~決勝を全て現地観戦した。
実はインカレ決勝を現地で観るのはこれが初。
外に伸びる観客の列、
ウォーミングアップの緊張感、
飲み込まれてしまうかのような熱気。
全てが想像以上だった。
(目指す場所が具体的にイメージ
出来ていなかった時点で、4年生として
ダメだったのかもしれない…)
「ここでやりたかった、
でも立てなかった」
試合を観ながら勝手に
打ちひしがれた。
あ、またネガティブな文章になってきている…。
今度こそ明るい話題に。
そんな代々木第二体育館で、
「森さんじゃないっすか、
何してんすか」
と声をかけてきたヤツがいた。
3年生の土家大輝。
ウチのエースPG。
有名人だし、
良いことを書くと本人が
調子に乗るから、
詳しい紹介は割愛する(笑)。
次の4年生が、決勝を観に来ている。
「どういうチームが、どういう風に
大学日本一になるのか」
を自らの目で知りに来てる。
その事実が単純に嬉しかった。
「決勝を観終わったら、シュート打ちに行きます」
と言い残して大輝とは別れた。
なんとなく
「あいつは良い4年生になれそうだな」
と思った。
◆おわりに
「結果より過程が大事」
「これを糧にこれからの人生を」
色んな人が色んなことを言う。
だけど今は、
正直あまり綺麗な感情は持てない。
ドロドロした、ここには書けないような思いも沢山ある。
でも、それで良いと思う。
自分は聖人君子じゃないし、
嘘をついて誤魔化すのも嫌い。
「インカレ後、自分はこう思っていたんだな」
と形に残しておくこと。
いつか、
「あの時があったから今がある」
と言えるように、
少しずつ前進していければいい。
もり かずし