【ATプログラム・Part 1】
Column September 2021
ATC
every single day
皆さんこんにちは、
NATA公認アスレチックトレーナー(NATA–ATC)の若狭光汰です。
今回は3回目のコラムということで、Part1はアメリカのATプログラム、そしてPart2はAT資格取得方法について話していけたらなと思います。
何度か話したことはあると思いますがAT(Athletic Trainer)はアメリカでは医療の国家資格に部類するものになります。
そのため資格を取るにはCAATE (the Commission on Accreditation of Athletic Training Education)、[日本語で言うアスレティックトレーニング教育委員会から認定されている大学または大学院のATプログラムを卒業し国家試験に合格する必要があります。]
自分もCAATE認定の大学を卒業し国家試験を受けてATになることが出来ました。
大学によって違いますが、ほとんどの大学のATプログラムに入るのに1年、プログラム自体はは3年間となっています。
プログラム内で学ぶ内容は
基礎的な生理学/解剖学から専門的な怪我の診察、治療、リハビリまでとて多くのことを学びます。
自分の大学はプログラムに入る前の1年目は基本的な応急処置、解剖学やAT入門のクラスが主な必須科目で、その他にも一般教養などのクラスを取ります。
後期の終わりに面接試験を受け、その必須科目3つの成績や面接の結果でATプログラムに受かった人が次の年からプログラムに入ることが出来ます。
大学によってはプログラムに入るための競争率が10倍などすごい高い大学もありますが自分の行った大学では毎年20数人が申し込んで12、3人が受かるぐらいのそんなに高くない倍率でした。
プログラムに入ってからの3年間は大学によっても少し違ってくるのですが、多くの時間を実習にに費やすことになります。もちろん授業の内容も難しくなっていくのでプログラムに入ってからがとても忙しくなります。
自分の大学の実習の内容は、
プログラム1年目は大学のアメフトチームにつき、2年目は大学のまた違うスポーツにつくことになりました。
2年目までには出来ることも多くなりシーズン中そのチームについて過ごすのでとても多くの経験をすることになります。
最後の3年目は地域の高校とリハビリ病院でのインターンシップをすることになります。
実習の内容は大学によっておおきく異なりますが、どこの大学もどこかしらのスポーツチームで多くの経験を積むことになります。
そして3年目の後期にBOC (Board of Certification) Examと呼ばれる国家試験を受けてそれに受かり大学を卒業すると、はれてNATA-ATCの資格を取得することが出来ます。ここまでが大まかなアメリカでのAT資格取得方法になります。
しかし、
2020年以降アメリカのATプログラムは全て大学院に完全移行しました。
続きはコラムのPart2でお話しさせてください。
それでは、また。